◆最適な着用時期 10月〜翌年5月の袷頃◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません◆着用シーン 結婚式、披露宴、式典、パーティー、レセプション、お付き添い、食事会、音楽鑑賞、観劇など◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など 絹100% たち切り身丈180cm 内巾37cm 白生地には高級浜ちりめん(一等品:850g)を使用しております。
四季の移ろいがある日本で生まれ、育まれてきた「きもの文化」。
その頂きにして文化の護り手【人間国宝】。
この度は『刺繍』の技法にて、重要無形文化財の認定をうけておられる、【人間国宝 福田喜重】氏による、傑作品をお届け致します。
今回ご紹介しますのは、氏が最も愛したといわれる「平安」と銘打たれたお柄。
平成・令和に至るまでの日本史の中で、400年という長い年月の間、最も平和が続いたといわれる「平安時代」。
平和な現代に生まれた幸運に感謝し、この時代を好まれるのもまた必然。
さらに平安時代は遣唐使の廃止により、日本独自の文化が熟成した国風文化もあり、清少納言や紫式部などをはじめとして、文学も発展致しました。
偉人たちが我々に残してくれた趣深き情景を、現代の偉人・国宝である氏だからこそ感じ取れたその情景を、自身の用いうる限りの技を駆使し、本柄に込めたことでしょう。
淑やかな気品漂う…生地から始まり、染、箔加工、そして縫い…それら全てがこの上なく贅沢に込められた、国宝作の最高峰と称しても過言ではない、過去のご紹介にも類を見ない逸品でございます。
専門問屋さんのご厚意により、特別に譲り受けたお品でございます。
この奇跡の出会いを、貴方様にお繋ぎ致します!お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!福田喜重—喜重氏は父である刺繍家福田喜三郎に1948年から師事。
父である喜三郎氏からの厳しい指導によって本格的な伝統技法を習得されました。
1976年に日本工芸会日本伝統工芸展に初入選後、受賞を重ねられ、1997年重要無形文化財「刺繍」保持者に認定。
刺繍では唯一人の人間国宝でいらっしゃいます。
その秀でた審美眼は刺繍だけにとどまらず…染・箔においても大変高い評価を得ております。
本品は摺箔も贅沢に込められた逸品。
生地には最高級の浜ちりめん地を使用。
お色は気品漂う薄花色の濃淡で暈し分けて。
お柄には優彩の花鳥の意匠を見事な金彩と繊細な日本刺繍で表現しております。
上前だけでなく、お袖や襟に至るまで一面に贅沢にあしらわれております。
格調あふれる雅やかな作品。
お着物に見られる完成された美は、一目見ただけでは語りつくせません。
ぜひ、お手元にてその贅沢な面持ちをご堪能していただければと思います。
これほどの高貴な品格と、ただならぬ深いムード。
伝統を重んじながらも、時代に合ったものづくりに取り組まれている名匠ならではの感性を是非ともご堪能いただきたく思います。
流行すたりのある柄行ではございません。
仰々しさをきらう現代のおきものシーンにもなじみよく、一生ものの一枚として、様々な社交場でご活用いただけることと存じます。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、大切にお届けさせていただきます。
◆福田喜重プロフィール1932年 京都市に生まれる父喜三郎に刺繍を学ぶ1976年 第23回日本伝統工芸展に「千翔」初入選1977年 近畿支部第6回日本工芸会展に入選 第14回伝統工芸日本染織展に入選1978年 第15回伝統工芸日本染織展「慶び」東京都教育委員会賞 第25回日本伝統工芸展「雪月花」日本工芸会奨励賞1980年 第27回日本伝統工芸展「生々去来」日本工芸会奨励賞文化庁収蔵東京銀座資生堂ギャラリーで個展京都朝日画廊で個展1981年 東京日本橋高島屋で個展1992年 京都府指定無形文化財保持者1993年 福島県立美術館「現代の染織ー素材と技の美」第40回日本伝統工芸展「平安」文化庁収蔵1997年 重要無形文化財保持者に認定 紫綬褒章受賞 お仕立て料金はこちら解手のし5,500円+※胴裏7,260円〜+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)※国内手縫い仕立て+16,500円(税込)※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、 堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら (解手のし) ※着姿の画像はイメージ写真です。
柄の出方が少々異なる場合がございます。
[文責:渡辺 健太] ▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。
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